訪問記 No.154

訪問記 No.154

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訪問日 23/11/07

訪問先。宇都宮ライトレール

1.計画
 11月3日から一日乗車券が発売されたとのことで、交通系ICカードで一駅づつ乗下車するより2100円節約できるので出かけることにした。
宇都宮での滞在時間が5時間以上の予定であることから、上野−宇都宮の往復は所要時間が片道で在来線より一時間以上短い新幹線とした。

2.実施
 「宇都宮ライトレール」の駅などでの案内は「ライトライン(Light Line)」だ。愛称だとのこと。つくばエクスプレスのように地名が入っていないので宇都宮以外の人にはピンと来ないのではないかと思う。
 宇都宮駅の2階の新幹線改札口を出て「ライトレール」の案内を探したが、ありません。「ライトライン」だけだ。右手にみどりの窓口を見て進み、1階の乗り場に行くのは予め調査していたので、「ライトライン」の表示に従い進んだ。
 なぜ、こんな紛らわしいことをしたのでしょう。会社名も「宇都宮ライトライン」にすればよかったのに。
 「宇都宮ライトレール」へ行こうと思ったのは23年11月6日(月)だ。天気予報では7日午前9時頃には雨はやむとのことなので、行くことにし、最寄り駅でJRの乗車券と特急券を買った。宇都宮での滞在時間が5時間以上の予定であることから、上野−宇都宮の往復は所要時間が片道で在来線より1時間以上短い新幹線とした。

 往路は上野駅発9時22分の「なすの号」に乗った。この列車は新幹線各駅に停車する郡山行だ。17両編成のうち10両を超える自由席が付いているためガラガラだ。私の乗った車両は上野では10人程度の乗車だ。

 「ライトライン」の「宇都宮駅東口」電停にある定期券売り場で一日乗車券を買う。一日乗車券は開業当初なかったのだが、11月3日から発売されている。紐が付いており頭から下げるようになってる。そのためでしょう、どの扉からも乗降できる。
 ただ、この一日乗車券を下げている人は私以外には一人だけでした。

 「宇都宮駅東口」を10時22分発の電車で1駅ごとに乗下車して終点の「芳賀・高根沢工業団地」を目指す。
 12分間隔の運転であるが、ほぼ定時運行であった。要因の一つに、路面電車であるが、自動車の線路横断は信号のある交差点に限っていることだと思われる。交差点の信号も右折に関しては直進自動車や電車を止めてから可能としている。そのため、自動車が線路内に停車することは原則ないようだ。
 従来の路面電車では信号のないところでも右折のために線路内に停車する自動車があり、電車の運行に支障をきたすことはしばしば見受けられたことである。

 運転間隔が12分の定時運行のため、複線ではあるが逆方向の電車とすれ違った電停から2電停先まで乗り1電停戻るを行えば乗下車駅を稼げる。山陽電車などでやったこともあるが、宇都宮ライトレールでは無理と判断した。用地幅を節約するためか、上下のホームは離れていることが多く、しかもその間に交差点があることもあり、上下間のホーム移動には時間がかかりそうだ。

 残念ながら自宅出発時にやんでいた雨が宇都宮では降っている。駅番「5」の陽東三丁目でやんだ。
 ホームのベンチは高さの違うものが2種類あり高い方は雨に濡れていないところが多く、重宝した。

 「ライトライン」は路面電車であるが、両側が農地になる、専用軌道のところがあり、幹線道路(?)と立体交差する、と変化に富んでいる。

 各電停の設備は標準化されている。車内の電光表示や放送もわかりやすく好感が持てた。
 なお、電停を出発するときは、発車する旨のアナウンスがあるが、道路の信号で停車した後の発車は無アナウンスだ。でも、こちらの方が重要かと思う。

 トイレは「宇都宮駅東口」を除くと、途中の電停では3か所だ。

 なにしろ、新しい車両なので、気持ちよく乗下車できた。
 予定通り「宇都宮駅東口」に戻った。

 宇都宮駅を15時59分発の「やまびこ144号」で帰京した。
 大宮駅を過ぎて西の方向を見ると、朝は曇っていたがよく晴れて夕空に美しい富士山が見えた。


  今回の成果は19駅、通算10038駅の訪問(訪問後の廃止駅を含む。)で、未乗下車駅はありません。(旅客扱いしない仁愛グランド前駅は除く。)