訪問記 No.60
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訪問日 05/03/05−06
訪問先。七隈線・名鉄空港線・愛環鉄道新駅・リニモ
1.計画
3/5にJALで福岡空港へ、2/3開業の七隈線の各駅を訪問して、中部国際空港にANAで移動し名鉄空港線、愛環鉄道、リニモの新駅を訪問し、帰宅する。
2.第一日(05年03月05日)
昨年の12月までは毎月のように通った、品川から京急で羽田空港に向かう。3月だというのに寒い。飛行機は強風の影響とかで少し遅れて福岡空港に着いた。
地下鉄の一日乗車券を買い、天神駅から天神南駅に向かう。乗換駅だそうだが、遠い。地下街をずいぶん歩かねばならない。
7.5分毎の運行である。新線だが、東京のように地下深くはないし、改札口から地上出口も概ね近く、7.5分なら余裕で地上まで行って、戻ってくることが出来る。
最後尾は運転席に座ることが出来る。もちろん、機器類はカバーしてあるので、見ることも触ることも出来ないが、線路の様子がよくわかる。意外にアップダウンがあるし、カーブもきつい。駅間にも、それなりの蛍光灯があり、暗くないので、観察するには都合がよいが、明るくしておく意味があるのかどうかは、私にはわからなかった。
天神南から一駅ずつ降りて、橋本駅まで行き、戻りは一台待って、最後尾の運転席で眺めを楽しむ。なぜか、運転席は座り心地が良くなく、眠気防止にも効果があるのではないかと思ってしまった。
予約より一便早く乗ろうと福岡空港に直行したが、前日からの雪の影響か、その便は変更に意味が無くなるほどの遅れで、予定通り、中部国際空港に向かう。
中部国際空港はずいぶん広いターミナルビルである。ブリッジからずいぶん歩いてやっと名鉄の駅に着いた。よく歩かされる日である。
きれいに整備された中部国際空港駅からまわりは地面ばかりで、整備が始まったところと思われるりんくう常滑駅で途中下車して、神宮前・知立経由で豊田市駅に向かい、投宿する。
3.第二日(05年03月06日)
1/29に名鉄は主要な「新○○駅」を「名鉄○○駅」に改称した。豊田は先に開通した名鉄は「豊田市駅」で後からの愛環鉄道が「新豊田駅」である。「新」は固有名詞でないからどの会社も使える接頭語なので、名鉄の改称も頷ける。
「愛環梅坪」「貝津」をまわって、万博八草駅に向かう。降車出口と乗車入口が別になっていて分かりにくい構造の愛環の万博八草駅からリニモの万博八草駅でSFパノラマカードを買ってリニモに乗り込む。SFパノラマカードは22枚目と23枚目の発行であった。
万博会場駅は万博が開催前なので、会場と反対方向に降りるしかない。ここには駅名を記した看板等が全くない。係員にないのはけしからんと言っているおっさんもいる。私も駅舎の写真に困ってしまった。この駅も乗車・降車が別になっていて分かりにくくなっている。
運転間隔は6分、各駅とも、地上まで降りて戻ってくると1分前後で次の列車が来るということで、効率が良い。
日本初の旅客運転のリニアモーターカーである。それも含めて、素人の感想を述べると以下の通りだ。
@何故あんなに地上から高いところを走る必要があるのか。建設費も高くなるだろうし、乗り降りも不便だ。これは、広島高速交通などでも感じた。
A最高速度100kmだそうだが、あの駅間距離では、宝の持ち腐れではないのか?特に、「杁ヶ池公園(いりがいけこうえん)」から「はなみずき通」の間はカーブ・勾配ともきつく、おそるおそる走っているように感じられた。
B騒音が小さいとのことだが、モノレールと大して変わらないような気がする。モノレールと加速の差はよくわからない。
時刻表には3月13日までの休日は平日ダイヤで運転すると書かれている。休日は万博入場者の利用を想定しているのであろう、休日のほうが平日より運転本数が多いという珍しいダイヤだ。万博開業前は休日の利用者はそこそこと想定していると納得した。
私は、「万博八草」から「藤が丘」方面に一駅ずつ移動した。車内は運転席の周りを除けば1/3も席が埋まっていない。反対方向は立席の人もいて、「藤が丘」に着くとリニモ券売機の前に長い列が出来ている。豊田市に泊まり「万博八草」から「藤が丘」に移動したのは大正解であった。
車内の鉄分の濃い空気と藤が丘の鉄分の薄い空気の落差を実感して地下鉄の「藤ヶ丘」あらため「藤が丘」駅から名古屋駅に向かい、東京に戻った。
現時点で残りは「ひめじ別所」と「内野西が丘」「たのうら御立岬公園」の3駅となった。新幹線を駆使すれば、前2駅は当日中に行けるが、新幹線の長時間乗車は避けたい。全駅訪問状態を維持することに拘らず、気が向いたらというくらいに、肩の力を抜いて、また、新駅訪問の計画を立てようと思っている。
今回の成果は29駅、通算9750駅の訪問(訪問後の廃止駅を含む。)で、未訪問は3駅である。(旅客扱いせず、徒歩で簡単に訪問できない駅等は除く。)