訪問記 No.18
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訪問日 03/05/17−18
訪問先。函館本線。
1.計画
前回の続きで、函館本線の黒松内−小樽を訪問する。この区間は、新千歳空港から距離があり、運転本数が少なく峠越えもあるので、少しの駅しか訪問できない。
初日は、北割きっぷを利用する。小樽で宿泊し、二日目は一日散歩きっぷを利用する。
2.第一日(03年05月17日)
羽田空港を6:40の始発のJAL501便で新千歳空港に向かう。新千歳空港駅でJALのバーゲンフェアの半券を提示して、JR北海道の北割きっぷを買う。スーパー北斗6号の自由席は満席である。苫小牧まで通路に立つことになるが、東室蘭で多くの乗客が降りてしまい、半数以上が空席になってしまった。
長万部からは適当な接続列車がないので、1時間40分待つ。有名な「かなや」のかにめしを買って食べる。JRの車内誌で紹介されていた「折詰もりそば」にも食指が動くが二つは食べられない。
長万部駅は函館方面から来ると、小樽方面と室蘭方面に分岐するところにある。明治時代は、小樽方面が主要なルートであった。函館本線は小樽回りだし、国道5号線も小樽回りです。ところが、小樽方面は峠越えの傾斜がきつく、小樽の経済的な地盤沈下もあり、現在は鉄道、一般道路、高速道路すべて室蘭回りが主流となっている。
さらに、東京と札幌の移動での鉄道と航空機の利用割合は1:20程度だと言われる。その人たちは、道南を意識することなく飛んでいくので、ますます、地盤沈下することになる。
長万部−目名は一日に7往復しか列車がないので、この日はわずか熱郛・黒松内・目名蘭越の4駅の訪問にとどまる。道央の一日散歩きっぷの発売駅である小樽駅まで移動し宿泊する。
3.第二日(03年05月18日)
小樽駅で道央の一日散歩きっぷを買い求め、昆布駅に向かう。途中、銀山駅は12分停車で訪問とする。
昆布駅は小樽駅から82kmであるが、2時間以上かかる。
倶知安のあたりから、右の車窓に羊蹄山(蝦夷富士)、左にニセコアンヌプリが見える。どちらも、中腹より上は雪で、線路際にも日陰だとあちらこちらに雪が残っている。その、雪解け水でしょうか、線路に並行して流れる尻別川の水量は、ダムの多い本州の川しか見ていないぼくには、非常に多いと感じる。護岸工事のないところもあり、熊が鮭を取りに来てもおかしくない雰囲気である。
私の認識では、比羅夫駅は人名を駅名としている最北の駅である。駅舎が民宿になっていて、これは全国で唯一だそうである。
倶知安から小樽は未電化ではあるが、超閑散からローカル線の様相となる。仁木駅以外は行違いの設備もある。
小樽駅から快速エアーポートで新千歳空港に向かう。朝里駅の次は年間を通じて一本の列車も停車しない張碓駅である。断崖の下に、こじんまりとした駅設備が見え、張碓と書かれたJR北海道仕様の駅名標がちらっと見えた。
今回の成果は16駅、通算8556駅の訪問(訪問後の廃止駅を含む。)で、残りは1131駅(旅客扱いせず、徒歩で簡単に訪問できない駅は除く)となった。