訪問記 No.11
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訪問日 03/01/25−26
訪問先。呉線、広島電鉄。
1.計画
今回は、呉線の未訪問の23駅を訪問し、残りの時間で、広島電鉄の電停を訪問することとした。
乗車券はANAのふるさと割引と白市−三原−呉−広島の片道きっぷとした。この片道切符は100kmを超えるので、途中下車ができる。
2.第一日(03年02月08日)
羽田空港7:20発のANA671便はかなり遅れて広島空港への着陸体制に入る。
眼下に、新幹線が見える。有名なセノハチよりは東よりであるが、ちょっとした山間部である。短い6輌編成の「こだま」が走っている。線路は地形を無視したような格好で、山麓の形成する円弧より大きな円弧でトンネルをいくつもくぐっている。
しばらくして、山陽本線が見えてきた。長大な貨物列車と短い普通電車が見える。「こだま」に比べると、あたりまえだが、遅い。線路は、地形に忠実で、山麓の形成するループに沿ってカーブしている。トンネルはなるべく作らないようにというのが、よくわかる。
広島空港からは、路線バスで白市駅まで行く予定だ。飛行機が時刻どおり運航されていれば9:10発に間に合うのだが、遅れてしまい、9:59発になった。路線バスだから、飛行機の到着を待ってくれない。バスは、途中の停留所での乗降はなく、信号で一回停止しただけで、所要時間14分で白市駅前に着いた。
山陽本線の広島駅以東は訪問済なので、あらかじめ購入してあった白市−三原−呉−広島の乗車券で三原まで直行し、新駅訪問に取り掛かる。
例によって、可能であれば、一駅先まで行って折り返すという乗車をする。フリータイプの切符でないので、折り返しには別の乗車券が必要でちょっと面倒である。それに、雨が降っていて、傘を差しての写真撮影となる。
三原駅の隣の須波駅はちょっと変わった駅だ。高架というか斜面にある駅で上下線別に出入り口があり、大きく離れている。それぞれに、乗車券委託販売のクリーニング店がある。下り線側のクリーニング店の軒先の表示には「国鉄」の文字がある。そのすぐ前には駅舎があるのだが、斜面になっているので上り線側からは見えない。私は、折り返しだったから良かったが、上り線だけの利用なら、駅舎なしとしてしまうところだ。
呉線は海の近くを通るところが多く、車窓からも海や島を見ることができる。「浦」の付く駅も3駅あり、その一つが安浦駅だ。安浦駅は1番線から3番線まであるのだが、時刻表によると8:04発の糸崎行きだけが一番線なのだ。いろいろと理由を考えてみたけれども、私には見出せなかった。安浦駅で、日没が近くなったので、別乗車券を買って、宿泊地の呉まで移動した。
3.第二日(03年02月09日)
宿泊の翌日は始発の利用が多いが、日の出時刻の関係で、2番電車である。呉駅から安登駅まで戻り訪問再開となる。運転間隔は10分から20分くらいで、訪問は順調に進む。かるが浜駅は漢字で書くと狩留家浜駅で難読になるからカナにしたのであろう。川原石駅は列車の使用番線が理解できなかった。カーブになっている島式の行き違い可能なホームである。この駅で列車行き違いのときは左側通行の原則で行き違うが、行き違わないときは下り列車はホームの右側の線を利用する。一線スルーというわけでもないし、階段利用がなくなるわけでもないし、私には理解できなかった。
私の調査では、カナ表記したとき日本で唯一「あ」で終わる呉ポートピア駅も訪問し、11:00に広島駅に到着する。
広島駅からは広島電鉄の電停の訪問に移る。徒歩にて本線の八丁堀まで、白島線の白島まで、電車で八丁堀まで戻り、再び徒歩で紙屋町西経由で宇品線の御幸橋まで訪問する。
時間になったのと切がいいので電停訪問は終わりとする。御幸橋から紙屋町西まで電車で戻る。紙屋町の西と東に分岐するところにはちゃんとポイントがある。運転間隔が短く時刻表どおりの運行ではないので、運用に苦労されているのであろう。
すぐ近くのそごうの3階にあるバスターミナルから広島空港に向かう。バスは3階から発車したはずなのに、いつのまにか地平を走っていた。
今回の成果は45駅、通算8336駅の訪問(訪問後の廃止駅を含む。)で、残りは1338駅(旅客扱いせず、徒歩で簡単に訪問できない駅は除く)となった。