訪問記 No.3
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訪問日 02/10/26−27
訪問先。鹿児島本線・篠栗線・筑豊本線。
1.計画
当初は、ANAの超割を利用して甘木鉄道と西鉄に行く予定だった。
ところが、JR九州がANAの超割にあわせて、「九遊きっぷ」を発売した。1日3000円でJR九州内の特急の自由席まで乗り放題という切符だ。結局、西鉄はいつでも乗れるということになり、福岡近郊のJR駅の訪問に切り換えた。
また、春日駅と枝光駅を訪問すると、50駅ごとに「あいうえお順」に区切った表のNo28とNo43が表として初めて全駅訪問になるのもJRに行こうというきっかけであった。
「九遊きっぷ」は、搭乗券に記載された人だけに発売する。窓口では氏名の確認をするとのことであった。
2.第一日(02年10月26日)
博多駅で26日・27日の「九遊きっぷ」を買う。搭乗券のチェックはあったが、身分証明書などによる本人確認はなく入手する。
まず、春日駅のある熊本方面へ。列車の本数が多い。快速列車、特急列車(これも種類が多い)気動車の回送、貨物列車などが2−3分ごとに通過していく。車輌にはあまり興味がないのだが、見ているだけでもそれなりに面白い。
普通列車の座席は基本的には2人掛けで、新型車輌は扉の進行方向のすぐ後方の座席も前向きに座れるようになっており、細かい心配りがある。
各駅停車は1時間に3本ほど。博多駅を出た直後は待ち合わせ停車もないので、ゆっくりと一駅ずつ訪問する。
4駅目が春日駅である。これであいうえお順のNo43の表は全駅訪問になった。
二日市駅では2本の特急にまとめて抜かれる。改札口を出て写真を撮ってきても十分に同じ電車に乗れる。ちょっと得した気分だ。
基山駅、原田駅、久留米駅はそれぞれ甘木鉄道、筑豊本線、久大本線に行く時に訪問することとする。結局、渡瀬駅で日没になって、瀬高駅から特急自由席で博多に戻った。
明日の予定であるが、2日続けて近郊電車じゃ面白くないので、原田−桂川間の筑豊本線を中心に回ることにした。
3.第ニ日(02年10月27日)
博多駅そばのビジネスホテルを出て、6時00分発の大牟田行普通電車に乗り、原田駅で降りる。かつては、交通の要地だったところで、篠栗線が開通するまでは、非常な賑わいをみせていたことが、案内板に書いてある。
今は、ディーゼル1両のワンマン列車である。数十年前の学生の時は、旧式客車を何両もつないだ独特の匂いのする列車だったことを思い出した。
原田駅を出ると西鉄をまたぐ。西鉄は1924年4月の開業、筑豊本線は1929年12月の開業なので、新しい方の筑豊本線が西鉄をまたぐということだ。
筑前内野駅、筑前山家駅と回る。両駅ともかつては行き違いの設備を有していた。駅舎とか看板が立派で、原田駅がにぎわっていた頃はたいした駅だったのだろう。
筑前山家駅に7時58分に着く。ここで、1時間44分後の桂川行に乗らずに、徒歩で西鉄の筑紫駅へ朝倉街道駅から徒歩でJR天拝山駅そして二日市駅乗り換えで博多駅に吉塚駅から篠栗線に入る。結局は動き回ったのは不正解で、そのまま筑前山家駅にいたらPC入力もできたのにというところだ。
長者原駅では各駅停車を見過ごして、快速に乗ってしまった。原町駅で降りられずに再び吉塚駅へ。うろ覚えでやっていると誤乗車をする。ここからは、きちんと調べて、乗ることにする。
筑前山手駅のあたりは、一般道は地表、篠栗線と自動車道は高い高架になっている。1968年の開通なので、篠栗−桂川は贅沢な作りになっている。城戸駅から歩いてきて、5−6階のビルの階段を上る雰囲気だ。ホームは吹く風が強くやや寒い。城戸駅を過ぎて、1966年に貫通し当時は九州で最長(現在もJR九州というくくりでは最長)だった篠栗トンネル(4550m)をくぐる。
桂川駅から上穂波駅(筑豊本線の原田方面へ一駅)へは一両のワンマンディーゼル車である。この駅も、一両のディーゼルが停まるにしては立派な駅だ。桂川駅までは徒歩で戻る。上穂波駅から桂川駅への民家には生垣が多い。
新飯塚発15時38分の博多行きは面白い列車だ。飯塚で後からくる快速に抜かれるのだが、快速よりも5分も前に新飯塚を発車する。飯塚では10分も停車し、快速の5分も後に発車する。2分後の15時48分発車してくれれば、次の天道駅で反対列車に乗り換えられるのにとなるが、そうならないので、面白くない。
新飯塚 | 発 | 15:38 | 15:43 |
飯塚 | 着 | 15:41 | 15:45 |
発 | 15:51 | 15:46 |
天道 | 発 | 15:56 | ↓ |
行き違い設備のある駅はどこも長い有効長があり、構内も広いところがある。駅係員は高齢者が多く委託なのだろうが、制服を着て改札もするので訪問記録の駅員状況はあえて配置にした。無人の勝野駅で日没になり、駅訪問は終了する。勝野駅はかつては支線としては筑豊地方で最後まで残った宮田線(1989年に廃止)が分岐していたが2001年10月の電化の際駅施設が改築されたとのことで、駅の周りに分岐の跡はない。
中間を経て黒崎方面の短絡線に1988年に開設された折尾駅で降りる。いったん改札を出て歩いて数分のレトロ調の1916年に完成の折尾駅で、なつかしい「かしわめし」(610円)を買って、白いソニックで博多駅に向かう。
今回の成果は43駅、通算8101駅の訪問となった。