訪問記 No.2
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訪問日 02/10/20
訪問先。山形鉄道・あやめ公園。
1.計画
今回は02年6月9日に開業した山形鉄道のあやめ公園駅の訪問である。
原則として、全駅訪問した区域に新駅が開業した場合、常識的に日帰り圏なら、なるべく早く行くようにしている。
「鉄道の日記念、JR乗り放題切符」を手に出かける。福島−米沢間は普通列車の運転本数が極端に少ないので、往路は郡山−米沢、復路は赤湯−福島は新幹線の利用とした。
2.実行
新大久保駅の始発に乗る。池袋駅、赤羽駅、黒磯駅で乗り換えて郡山駅に到着。天気が悪いので、智恵子抄で有名な安達太良山は見えない。自販機で、米沢駅までの乗車券・自由席特急券を買う。自由席券は1350円なのに、指定券はなんと1820円も高い3150円である。
福島を過ぎるとかつては4駅連続でスイッチバックだった板谷峠越えになるが、「山間地に入りますので、米沢付近まで、電話は利用できません」のアナウンスがあるくらいで、苦もなく越えてしまう。ただ、トンネルの出入り口にはチューブのように突出した覆いがあったり、駅も体育館のような防雪のシェルターに覆われていて、豪雪地帯をうかがわせる。
米沢で米坂線に乗り換えて、今泉駅まで行く。前後は2時間ほど列車がないのに、途中は羽前小松駅にしか停車しない快速列車だ。ということは、羽前小松駅以外は4時間も今泉方面の列車がないということで、普通でなく快速なのは理解できないところだ。今泉駅の駅員はJR社員である。自販機であやめ公園までの330円の切符を買う。山形鉄道は日曜日は窓口はどこも営業していない。切符を販売しているのは赤湯駅のJR側の自販機とここだけかもしれない。駅舎に近いほうが山形鉄道、遠いほうがJR米坂線のホームになっていて、それぞれ、島式の行き違い設備を有している。
11分の待ち合わせで荒砥行きに乗り換える。今泉駅を出ると、白川を渡るまで、山形鉄道と米坂線は線路を共有している。元は、おなじ国鉄だから2社が同一線路を共有するのは珍しいことではない。白川を渡ったところに信号所がある。数十年前の大学生のときは国鉄職員がいたが、自動化されて建物が残るのみだ。JR米坂線と別れ10分弱であやめ公園駅に着く。
10人以上の下車客がいる。ほとんどが、高校生である。高校が近くにある南長井駅・あやめ公園駅は多数の乗降客があるが、中心駅の長井駅は乗降客が少ない。駅間は南長井−長井が1.0km、長井−あやめ公園が0.8kmと短い。
あやめ公園駅は、地元の有志の寄付金などで開業し、待合室は手作りだそうな。このあたりの事情が、待合室内の案内板に書かれている。清掃ノートなるものもある。
雨だし、季節もあやめの開花時期ではないので、近くのあやめ公園はパスする。
復路は、米坂線の列車がないので、赤湯駅にでる。今泉駅では米沢方面行き以外の3方向の列車が同時停車していた。
今回の成果は1駅、通算8058駅の訪問となった。